Rabistagram

チワックスのラビ3歳。ラビの日々とおすすめの犬グッズ紹介します。

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ラビの病気

チワックスの画像です

ぱっちりと見開いたカワイイ目。

窓の外から差し込む明るい光が目に映りこんで、キラキラ輝いています。

だけど、その眼にはもう何も映っていない。

ラビは失明してしまいました。

 

ラビの目に最後に映ったものは何だったのか。

少なくとも側にいられらなかった私ではないけれど、ラビにとって幸せな存在でありますように。

ラビの目の病気についてと、私の懺悔をここに綴ります。

 

ラビの異変に気づけなかった

3月17日にラビは5歳になった。

お気に入りのカラフルな芋虫のおもちゃがボロボロだったので、誕生日プレゼントに同じものを買ってあげたのです。

その時はとても喜んで、ブンブン振り回したり、一緒に遊ぼうとと誘ってきたりしていました。

チワックスがおもちゃを加えている画像です


目をキラキラ輝かせて、投げて欲しいと持ってくるんです。こんなおねだりされたら何をしていても中断して一緒に遊んでしまいます。

 

ところが…

 

4月に入ってラビは急におもちゃで遊ばなくなりました。

 

5歳になったし、もうおもちゃで遊ぶ気分じゃないのかなと深く考えなかった。

この時すでに症状が出始めていたのかもしれません。 

私はそれに気づくことができなかった。 

 

環境の変化

先のツイートから1週間ほどたって、私は入院しました。

ラビは普段からお世話になっている知人宅で預かってもらうことに。

夫は仕事の関係で留守にすることが多く、ラビを長時間お留守番させるよりは、いつも可愛がってくれてるお宅で楽しく過ごしたほうがいいだろうと思ったのです。

 

ラビは元気いっぱいで、宅配便のお兄さんに「ワンワン」吠えてみたり、部屋の中を走り回ったり、オヤツをおねだりしたりと、しばらくは楽しく過ごしていたようです。

 

数日たって知人から「ラビの様子がおかしいから病院へ連れて行ってくる」と連絡がありました。

身動きの取れない私は、ラビのことが心配でたまらないけれどどうしようもありません。

知人の話によると「あまり目が見えていないのではないか」とのこと。

専門病院ではないので詳しい検査はできなかったのだそうです。

 

久しぶりの再会なのに…

その後、当初の予定よりも大幅に伸びてやっと帰宅。

ラビをお迎えに行きました。

 

普段ラビは、私や夫が帰宅すると大喜びで走ってきてお出迎えしてくれます。

お腹を出してゴロンとひっくり返って、足をバタバタ。

全身で喜びを表現してくれます。

 

ところが、久しぶりの再会のはずなのに、名前を呼んでも違う方向へ歩いて行ってしまうんです。

走ることもできず、ノソノソとゆっくり動いて元気がない。

私の方からそばへ行って、「ラビただいま」と声をかけ体を撫でてあげると、やっと気づいてくれたのか嬉しそうにしっぽを振ってくれました。

 

以前のような元気いっぱい走り回って、大興奮でお出迎えしてくれるラビの姿はありませんでした。

ラビの病気

お迎えの翌日かかりつけの動物病院へ行くと、詳しい検査ができる専門病院を紹介していただきました。

専門病院では、病気を特定するためのたくさんの検査を受けました。

真っ暗な箱の中に入って、急にライトを当ててみたり、赤と青のライトを目に当ててみたり、目に風を当ててみたり。

30分ほどかけてしっかり調べていただいた結果、告げられた病名は「突発性後天性網膜変性症」。

もう何も見えていないと…

突発性後天性網膜変性症とは

発症後、数日から数週間で失明してしまう病気だそうです。

原因は特定できておらず、治療法もありません。

ダックスに多くみられますが、遺伝性はなく環境が影響するわけでもありません。

 

新しい生活スタイルへ

獣医さんの説明では、目は見えていないけれど他に異常はないそうです。

段差から落ちたり、何かにぶつかってしまったりとアクシデントに気を付ける必要がありますが、予後は悪くなく長生きする犬も多い。

幸い犬の嗅覚や聴覚はすぐれているので、匂いを嗅いだり、音を聞いたりして、慣れていき、記憶を頼りにスタスタ歩けるようになるこもいるんだとか。

 

帰宅後しばらくは、あちこちぶつかったり、隙間から出られなくなったりしていましたが、ラビも徐々に我が家の間取りを思い出してくれたようです。

そして、新しい家族の一員にも慣れました。

絶妙な距離感を保ちながら、お互い気になっている感じ。

ピンクにイチゴ柄の服を着ていますが、ラビに弟ができました。

チワックスと赤ちゃんの画像です。

ラビに弟の姿は見えていないかもしれない。

だけど一生懸命匂いをかいで、声を聞いてる。

悲しみに暮れているのは飼い主だけで、ラビは見えないなりに一生懸命生きています。

以前のように追いかけっこをして走り回ったり、おもちゃを持って誘いにきたり、そんなことはできないけど、穏やかに幸せに過ごすことはできるかもしれない。

目の不自由なラビが安心して歩ける環境を全力で整えよう。

それが飼い主にできること。

 

ラビと息子がこの先ずっと幸せに過ごすことができますように。